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9月, 2016の投稿を表示しています

知的障害・街・歩く・ガイドヘルパー

もともと、散歩?街を歩くのは好きで、一人で色んなとこを用もなくフラフラしてたんだけど、施設のシゴトをやめて(施設のシゴトをしている時も、やたらと利用者と用もなく街に出てはいたが)、ガイドヘルパーやるようになってから、さらに好きになったと思う。 昔、東武東上線NPOネットワークってとこの人とコムケアサロンで話をする機会があった時に「知的障害のある人のケアのシゴトをしている人は、自分では気がついていないけど、多くの人ができない知的障害のある人とのコミュニケーションスキルを蓄積している大切な存在なんですよ」って話をしてもらったことがある。 そして、いまでは、これまで知的障害のある人と接してきた経験のなかった人たちが、ガイドヘルパーとして、街の中で、リアルにコミュニケーションスキルを積み重ね始めている。 それは、閉ざされた施設の中で、障害者・支援者しかいない特殊な環境の中でのコミュニケーションではなく、街の中で、知的障害のある人、支援者、街の人たちって状況の中で。 まだ、小さな広がりで、始まったばかりなんだけど、新しい材料が街を少しづつ変えていくんだろうなって思っている。 知的障害のある人のガイドをシゴトに出来て良かったなあ(^o^) #ガイドヘルパーから始めよう

本人の気持ち

状況の認識や先の見通しの難しい知的障害者の生活に関わる中で、『本人の気持ち』を知りたいと言いながら、体験を増やし、選択肢を増やす取り組みに時間を費やさず、材料のない中で『本人は変化を望んでいないのではないか?』と堂々巡りに時間を費やさせることは。 有限である時間を奪うにも等しい事だろう。 そして、変化は、望むものにも、望まぬものにも、訪れる。 積極的に変化を迎え撃ち、エンパワーメントの機会とするのか、パワーレスな状況で圧倒的な変化に飲み込まれていくのか。

支援が必要な高齢者は加齢による障がい者なんだと思うよ

介護保険と障害福祉サービスの統合に向けて、着々と国は歩みを進め、障がい者団体は「介護保険」とは一緒になれない、なったらこれまで獲得してきた生活が崩壊すると反対を続けている。それはそうだろう。 僕も介護保険との統合は反対だ。 ってより、支援や介護が必要な高齢者は「加齢による障がい者」なんだろうと考えている。その機能障害の有り様は、高齢者はすべて同じと言い難いものであるから、個々の機能障害に対して社会=環境が整備されていく必要がある。 介護保険が加齢による障害に対応できていないと見ている。 だから、介護保険を解体して、障害福祉サービスに統合していく必要があるのではないだろうか? それを支える財政は?って必ず言う人がいるが、すべての人が人として生きていくことに公的な予算を再優先で配分すれば良いだけ話だ。 その残りを他の施策に回せばいいだろう。人が人として生きていくことを支える以上に重要な施策はないと僕は考えている。 介護保険を解体して障害福祉サービスに統合し、加齢による障がい者の生活も他の障がい者と同じように支えられていく必要がある。

障害のある子どもと支援の専門性と

障害のある子どもに関わる支援者で、上質な専門性を積み重ねているのはガイドヘルパーだろう。 学校やデイサービスのスタッフの多くは、上手くやれるように「決められた枠とルール」の中で、障害のある子どもと関わるプロレス的な支援を日々繰り返し、障害のある子どもと教員、支援者しかいない空間で、その子どもの「障害」と向き合い、自分達は「障害のある子ども」の専門家だと勘違いを積み重ねている。 酷い場合になると、子どもの可能性を伸ばすと称して、自分たちが勝手に描いた「成長する子ども像」に、子どもたちを集団で誘導し、その流れに乗らない(乗れない)子どもを「課題のある子ども」とし、頭のよさそうな善意の人の顔で「障がい児への対応は難しい、専門性が必要だ」と言ってくれる(-_-;) 専門性とはなんだろうか? ここでは「 特定の領域に関する高度な知識と経験のこと」としておこう。 「特定の領域=障害のある子ども」に関する高度な知識と経験となるのだろう。 それは障がいのある子どもしかいない集団の中での「障害」に対しての高度な知識と、障害のある子どもしかいない集団での経験を指すのだろうか? それは、障害のある子どもは生涯を「障害のある人」と支援者の集団の中で過ごすことを前提にした専門スキルなんだと僕は考えている。 「やったこともないのに、言いたいこと言ってんなよ!」って言う人もいるだろう。 僕は20代30代を障害のある人たちの通所施設、放課後活動施設に費やしてきた結果として言っている。 放課後活動施設に関しては、自身で立ち上げ、責任者として運営をしていた。 言い出すとキリがないのだが、プロレス的支援の話はこの辺にしておき、冒頭で書いた、ガイドヘルパーが有する「上質な専門性」とはなんだろうか? 「障害のある子どもが地域の中で過ごす為の個別支援」に関する高度な知識と経験だと僕は考えている。 ガイドヘルプの現場ではそれが積み重ねらてきている。 それも「決められた枠とルール」の支配する場(施設)ではなく、子どもの生活の中で活きた知識と現実的な経験を積み重ねている、だから「上質」だと僕は言う。 しかし、現状では、障害のある子どもたちは安心と閉ざされた場でのスキルに支えられた施設に押し込められている。 そし