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介護人材不足のこと

介護人材不足の話になると、報酬額が低いから人が集まらないって話になる。 間違ってはいないだろう。 そして、同時に言われるのは「介護には専門性が必要。専門性を高める事が報酬をアップしていく根拠になる」的な話。 僕には、この話が、どーにも腑に落ちない。 利用者のニーズを満たす事が介護の価値なのだと思っている。 専門性を高める事が「利用者のニーズを満たす」事につながるのだろうか? 専門性って、なんだろうか? 一般的には「特定のジャンルにおける高度な知識と経験を持っていること」だろう。 「高度な経験と知識」が介護利用者のニーズを満たす為に必要だろうか? 答えとしては 「必要な場合もなくもない」 だと考えている。 多くの介護利用者のニーズは 「高度な経験と知識」がなくても満たす事ができる ものだ。必要なのは「ちょっとした知識と経験」だろう。そして、それは本来は一般教養として多くの人が身につけていて良いものだ。 高度な知識と経験を根拠とした専門性に価値があるのは、その希少性だと思う。多くの人が選びにくい学びや体験を通して構築されるから価値がある。 介護に関わる専門性の高さを根拠に報酬を上げるってことは、高度な知識や経験が必要なニーズのある利用者にしか還元されない話だ。 これは介護を提供する側からの理屈でしかない。 介護を必要とする人には、ニーズを満たすのに専門性が必要かなんて関係なく、ニーズが満たされたか、否がが重要だ。 この話は、専門性を必要としないニーズを満たすことを地域の助け合いに委ねようとする国の方針と、介護を権利としての保障を求める利用者たちの要望のギャップに関わる話だと思う。 介護に関わる人たちのスタンスが問われていると思っている。

映画「道草」三浦上映会

ドキュメンタリー映画「道草」上映会やります!                 更に延期になりました。年度内開催を目指しています。 7月5日に延期になりました 重度知的障害者が公的介護(重度訪問介護等)を使いながら地域で一人暮らしをする様子を追った ドキュメンタリー映画「道草」 の上映会と関係者トークイベント。 重度知的障害者にとって家族と暮らす、入所施設やグループホームなどの施設で暮らすだけではなく、自立生活という選択肢があり、現実に各地で生活している人たちがいることを福祉関係者だけでなく、広く一般の方に知ってもらいたいのです。 映画「道草」予告編 対象 一般 この上映会は、上映中に声を出したり、立ち歩いたり、出入りしたり、寝転んだりする人も気にせず参加下さい。ご来場のみなさん、それをご了承下さい」 映画「道草」三浦上映会Facebookページ 日時 2020年7月5日(日) 第一回 14:30〜   第二回 17:30〜 会場  三浦市民ホール 内容 映画「道草」2018年 /95分/ 上映 トークイベント 30分 ゲスト  成田洋樹さん(神奈川新聞記者)「つくいやまゆり園事件」や知的障害のある人たちの暮らしについて継続的に取材展開中。 聞き手 柏美樹さん(NPO法人障がい者の明日の福祉をよくする三浦市民の会ぴあ三浦) 中村和利さん(NPO法人風雷社中) 参加費 一般1,000円 障害者は介助者無料(必要数) 未就学児無料 情報保障 映画上映は音声ガイド、バリアフリー字幕版 トークイベントは手話通訳、UDトーク ※「音声ガイド」は視覚情報をナレーションで説明 ※「バリアフリー字幕」は話者名の表記や、効果音・現場音の説明等もあり ※UDトークは音声の文字通訳アプリ ※その他の情報保障が必要な場合は事前申し込み 「上映中に声を出したり、立ち歩いたり、出入りしたり、寝転んだりする人も気にせず参加下さい。ご来場のみなさん、それをご了承下さい」 主催 映画「道草」三浦上映実行委員会 後援 三浦市 横須賀市 三浦市社会福祉協議会 協力団体